細くしなやかな体に、伏せた大きな瞳。竹久夢二(1884~1934年)が生み出した、はかなげな美人画のエッセンスが詰まった作品。夢二は、帯のデザインが見えるよう、後ろ姿も好んで描いた。 夢二の美人画は“夢二式”と呼ばれ、大正時代の美人の代名詞ともなった。