佐賀県知事選は17日、17日間にわたった選挙戦の幕が下りた。現職の山口祥義候補(57)と新人の上村泰稔候補(57)は冷え込みが厳しさを増す中、「最後のお願いです」「皆さんの一票を託して」と声をからし、大票田の佐賀市などを駆け回った。投票日の18日にかけて雪の予報が出ており、両陣営は期日前投票の呼びかけにも力を入れた。

 山口候補は鳥栖市から街宣をスタート。鳥インフルエンザの対応で同市を訪れていなかったため、本人の強い希望で日程を組んだ。アサヒビールなど企業誘致の実績に触れ、「戦略をもってやれば、この町はますます伸びる」と熱弁を振るった。