カマスの群れと小林将純アナウンサー(提供)

 佐賀の海を通じて環境問題やSDGs(国連の持続可能な開発目標)について考えるイベント「SeA GArbage(シー・ガービッジ)」(NHK佐賀放送局主催、ぴ~ぷる共催)が6日、唐津市の旧唐津銀行(辰野金吾記念館)で始まる。NHK・Eテレで人気のショートアニメ番組「ざんねんないきもの事典」と佐賀の生き物がコラボしたパネルの展示や、VR(仮想現実)ゴーグルを装着し唐津の海に潜ったような体験を映像で楽しめるコーナーなど14のイベントがある。11日まで。

 NHK佐賀放送局の小林将純アナウンサーが1年にわたって唐津の海に潜り制作した番組「KARATSU ジャック・マイヨールが愛した海 四季」を会期中、巨大スクリーンで放映し、10日には小林アナウンサーのトークショーもある。「四季を通じて取材してきたからこそ、唐津の海は躍動感あふれる豊かな海だということを体感している。その海を守ろうと取り組む小中学生や高校生も多い。海が身近な唐津だからこそ、今回のイベントがSDGsについて考えるきっかけになれば」と話す。

 入場無料。問い合わせはNHK佐賀放送局、電話0952(28)5000。(諸永章充)