みんなが楽しく遊べる提案とは?
「民主主義(しゅぎ)」という言葉は聞いたことがありますか? どういう意味なんでしょう? 多数決のことでしょうか?
この絵本の舞台(ぶたい)は町の児童館前の小さな広場です。そこで子どもたちはいろいろな遊びをしていますが、狭(せま)いのでぶつかってけんかが起きるなど、トラブル続きです。
相談をしてもまとまらないので、子どもたちは、広場で何をして遊ぶのかを投票で決めることにしました。
野球、サッカー、ドッジボール、ままごと…投票の結果、多数決で決まった遊びを優先(ゆうせん)するようにしましたが、「雨がやんだ後、鬼(おに)ごっこしていいか」「ソフトボールはどう扱(あつか)うか」などでトラブルになり、結局、みんなが楽しく遊べる広場ではなくなってしまいます。
そこにやってきた年上のお兄さんが、みんなが楽しく遊べるための提案(ていあん)をしてくれます。さて、どんな提案でしょうか?
「民主主義」のことが分かりやすく学べる一冊(さつ)です。(司書ネットワーク課 諸岡秀孝)
【ほかにもこんな本をおすすめ!】
▽ポリポリ村のみんしゅしゅぎ
蒔田 純/文 おかやま
たかとし/絵(かもがわ出版)
▽10歳から読める・わかる いちばんやさしい民主主義
五野井 郁夫/監修(東京書店)
▽二番目の悪者
林 大林/作
庄野 ナホコ/絵(小さい書房)
【図書館へ行こう】
紹介している県立図書館の本は、皆さんが住んでいる市や町の図書館からも借りることができます。本の世界に触れてみてください。問い合わせは県立図書館、電話0952(24)2900。