展示されている作品=佐賀市諸富町の佐賀東信用組合諸富支店

ケニアの学生が描いた絵

 ケニアの難民キャンプで暮らす学生が手がけた絵画の巡回展が、佐賀市の佐賀東信用組合諸富支店などで開かれている。国際NGO「難民を助ける会(AAR Japan)」佐賀事務所が企画。バラやトラの絵をはじめ、色彩豊かに描かれた風景画などの作品が並ぶ。

 同会が茶の通販サイトと協力してチャリティーグッズを作った際、パッケージにケニアの学生の絵を採用したのをきっかけに、同組合で展示することになった。現地から80点が届き、諸富支店(10日まで)に10点、同市白山のエスプラッツ(17日まで)にも約20点が並ぶ。

 今後、同組合の鳥栖支店(鳥栖市)、本店(佐賀市)、神埼支店(神埼市)、小城支店(小城市)でも実施する。

 同会の大室和也所長は「同じ時間にいろんな環境で生活している人がいる。知ってもらうことが支援の第一歩。ぜひ見に来ていただけたら」と呼びかける。チャリティーグッズは同会のサイトから購入できる。問い合わせは佐賀事務所、電話0952(37)5380。(デジタル報道部・中島野愛)