大室和也所長(左)に支援金を渡した増本将一さん(中央)と松尾有紗さん=佐賀市の佐賀北高

 佐賀北高(佐賀市)の生徒会は、ウクライナへの支援金として生徒や保護者、教職員から募った計6万5930円を国際NGO「難民を助ける会(AAR Japan)」に寄付した。

 生徒会は文化祭でウクライナの現状などを伝え、その後も校内で募金の呼びかけなどを行った。同校で27日に贈呈式が行われ、前期生徒会長の増本将一さん(3年)が支援金を同会の大室和也佐賀事務所長に手渡し、「突然始まった戦争で日常を奪われた人たちの助けになれば」と述べた。

 大室所長から感謝状を受け取った松尾有紗さん(3年)は「実際に避難する人の話を聞き、戦争の現実を知った。多くの人が関心を持ち続けてほしい」と語った。(伊東貴子)