唐津市で2019年7月、虹の松原内を通る県道に倒れたマツと軽乗用車が衝突し、当時小学5年の男児が死亡した事故を巡り、遺族が国や県、唐津市を相手取り、計約3160万円の損害賠償を求めた訴訟の第2回口頭弁論が21日、佐賀地裁(三井教匡裁判長)で開かれた。県側は、軽乗用車を運転していた原告に前方不注視の過失があり、県が補填すべき損害はないと主張した。

 原告側は準備書面で、事故は折れたマツが落下し、車両に衝突したとして回避可能性はないと主張した。夜間の路上で気づくことは極めて困難で「落下を予想することは事実上不可能。過失相殺すべきでない」とした。

 県側は、県道の管理に関して瑕疵(かし)があったことを認めている一方、前方不注視による原告が負担すべき過失割合は8割を下らないとして、争う姿勢を示している。国と市も請求棄却を求めている。