プラスチックごみの削減をテーマにしたキャンペーンが8日、佐賀市のゆめタウン佐賀で開かれた。買い物客が多彩なイベントを楽しみながら、海洋プラごみなどの問題について理解を深めた。
会場には佐賀県内の企業や自治体の取り組みを紹介するパネルや、小川島(唐津市)の中学生らが海に捨てられたライターで作ったクジラのオブジェなどを展示。海洋プラごみを活用する工作体験といったワークショップもあり、多くの親子連れでにぎわった。
万華鏡作りに孫と挑戦した佐賀市の小柳年子さん(64)は「想像以上に大量のごみが海や川に流れていることを知り、分別に真剣に取り組む必要があることを感じた」と話した。
キャンペーンは県、佐賀市、NPO法人のさが環境推進センターと唐津Farm&Foodが連携して開いた。県循環型社会推進課の眞﨑みどりさんは「佐賀の豊かな自然を次世代につなぐために一人一人がごみ問題と向き合い、できることから始めてもらえれば」と話した。(伊東貴子)