海のごみを減らす行動をシミュレーションするカードゲームの体験会がこのほど、唐津市の浜玉市民センターで初めて開かれた。市内外の団体や企業、自治体などから約80人が参加し、楽しみながら唐津の海の未来について考えた。
海を守る手だてを官民連携で考えようと、唐津南高の虹の松原班とNPO法人唐津FARM&FOODが主催した。カードゲーム「CHANGE FOR THE BLUE」は一人一人が農家や漁師、役場などの役割を担い、地域全体で取り組む内容。生徒たちが進行役として加わり、小学生と大人が一緒になってアイデアを膨らませた。
同校1年の山口彩花さんは「ゲームの事前練習のときはあまり良い結果にならなかったけど、今回は全く違う結果になった。行政や企業の人と一緒に行ったからだと思う。海ごみ問題もたくさんの考えを取り入れて話し合いたい」と振り返った。今後も小中学校でカードゲームや環境教育を広げる。(横田千晶)