寺島克敏県産業労働部長(左)から賞状を受け取る佐賀工の生徒たち=佐賀市のホテルマリターレ創世

 第7回佐賀県高校ものづくり溶接競技大会(県、県溶接協会主催)の表彰式が10日、佐賀市のホテルマリターレ創世で行われた。団体の部は佐賀工が優勝し、3連覇を果たした。

 表彰式では、県工業技術センターの川口比呂志所長が「高校生の技術が全体的にレベルアップしている」とたたえた。佐賀工の3人に、県の寺島克敏産業労働部長から優勝カップや金メダルなどが贈られた。

 個人の部でも優勝して“2冠”となった同校3年の中島三稀さんは「先輩たちから受け継いだ『団体優勝校』の栄誉を守ることができてうれしい。頑張ってきてよかった」とほっとした表情を見せた。

 大会は6月に開かれ、県内の工業系高校7校から29人が出場した。団体優勝校と個人の部の上位入賞者は県代表として18日にリモート開催される九州大会に出場する。(伊東貴子)

 その他の受賞者・学校などは次の通り。(敬称略)

 【団体】(2)有田工(3)嬉野・塩田校舎

 【個人】(2)古賀琉愁(有田工)(3)松石怜士(佐賀工)▽努力賞 弓柊哉(鳥栖工)、木下裕太郎(嬉野・塩田校舎)、山﨑隆汰(敬徳)、井上清孝(唐津工)、高崎暖規(北陵)

【九州大会出場予定者】団体 佐賀工(中島三稀、松石怜士、髙森あゆみ)▽個人 古賀琉愁、弓柊哉