自然の中でのびのびと遊ぶ園児たち=佐賀市の金立教育キャンプ場(撮影・米倉義房)

協力して秘密基地を作る園児たち=佐賀市の金立教育キャンプ場(撮影・米倉義房)

青空の下、水鉄砲で遊ぶ園児たち=佐賀市の金立教育キャンプ場(撮影・米倉義房)

 新型コロナウイルス感染症拡大の懸念から、密になりにくいキャンプが人気となる中、30区画のテントサイトがある佐賀市立金立教育キャンプ場は、デイキャンプ(日帰りキャンプ)を楽しむ子どもたちや親子連れがじわり、増えている。

 オープンから40年を超える金立教育キャンプ場は約6900平方メートル。2014年には年間利用者が1万人を超え、コロナ前の18年には1万4千人まで伸びた。久野幸博場長(66)によると、新型コロナで学校や子ども会など団体が利用を控え全体数は若干減ったものの、キャンプブームもあり利用は多様化。夏はカレー作り、秋はドングリ拾いを楽しむなど「デイキャンプ」が1~2割ほど増えたという。

 認定こども園などを運営するおへそグループ(吉村直記統括園長)は昨年秋から、月一回、デイキャンプで利用している。濵﨑香那ちゃんと中島新菜ちゃんは、水鉄砲などで遊び「“森の保育園”で過ごすのは大好き」と目を輝かせた。

 8月末までは休みなく利用できる。日帰り利用は午前10時から午後4時まで。問い合わせはキャンプ場管理棟、電話0952(98)3514。(川﨑久美子)