緑化功労者・林野庁長官賞を受賞した山口三喜男さん=佐賀県庁

 林業振興や技術者の育成に長年尽力してきた元脊振村長の山口三喜男さん(87)=神埼市脊振町=が「緑化功労者・林野庁長官賞」に選ばれた。「現場を離れて3年がたっての受賞はびっくりしたが、皆さんのおかげ」と喜んだ。

 同長官賞は農林水産大臣賞、国土緑化推進機構会長賞に続く賞で、全国から6人が選ばれた。

 山口さんは、脊振村長に就任した翌年の1995年から神埼郡森林組合の代表理事組合長を兼務。自治体所有の森林や個人所有林の造林、間伐をけん引し、高性能林業機械の導入にもいち早く取り組んだ。佐賀東部森林組合代表理事組合長や、佐賀東部流域森林・林業活性化センター会長などを歴任し、植樹の催しや木工教室などを通して普及啓発に貢献した。

 佐賀県庁でこのほど伝達式があり、山口さんは「山に住む者として、山で生活できるようにとやってきた」と語った。旧脊振村の3代目村長を務めて「造林の父」と呼ばれた徳川権七氏から受け継いだ村有林を生かすべく、尽力したことも振り返った。(大橋諒)