自身の経験などを基に趣旨を説明して職員に要望書を手渡す杉山実音さん(左)=鳥栖市役所

 鳥栖高3年の杉山実音(みおん)さんがこのほど、鳥栖市役所を訪れ、子ども向けの環境問題の啓発授業などを充実するよう要望書を提出した。

 杉山さんは環境保護団体のココマム(鳥栖市)で活動する母を見て興味を持ち、講演を聴いたり、本を読んだりして環境問題について調べた。「もう少し早く、小中学生のときに知っておきたかった」と強く思うようになり、「要望活動なら私にもできる」と考え、周囲の協力も得ながら実行に移した。

 要望書は「市の環境対策課が行っている小学4、5年生への出前授業の対象範囲を広げること」「年1回の出前授業だけでなく、学校内で環境について自ら調べ、学び、考える時間を定期的に設けること」を求める内容。教育委員会と議会事務局の職員に手渡した。

 杉山さんは、高校卒業後は国際教養を学びたいといい、SDGs(持続可能な開発目標)に含まれる社会問題を国際的な視点で捉え、「問題解決に向け、みんなが活動を始めるきっかけとなるような人になりたい」と話した。(樋渡光憲)