活動を発表する武雄市青少年育成市民会議事務局の山﨑健彦さん(右奥)=佐賀市神野東のサンシティ

 九州ブロック防犯ボランティアフォーラム(九州管区警察局主催)が16日、佐賀市で開かれた。武雄市青少年育成市民会議による活動発表があり、地域と行政、教育現場が一体となった防犯の取り組みについて報告した。

 同市青少年育成市民会議は1983年に設立し、区長会や小中学校校長会などの団体でつくる。「地域の子どもは地域が守る」をキャッチフレーズに活動を展開し、2019年には全国地域安全運動中央大会で功労ボランティア団体表彰を受けている。

 発表では、犬の散歩やウオーキングなどをしながら地域を見守る「TAKEOながら防犯」や青色回転灯を付けた公用車のパトロール、子どもの緊急避難場所「子ども110番の家」の取り組みを紹介した。

 フォーラムで、専門家の大上渉福岡大教授が「組織だった活動に感銘を受けた。地域防犯活動の理想型の一つ」と評した。(花木芙美)