松浦鉄道の広報担当と有田町観光大使の鉄道むすめ「西浦ありさ」=1月29日、有田町の有田駅

鉄道むすめ「西浦ありさ」の声を担当する声優の安齋由香里さん

 松浦鉄道(本社・長崎県佐世保市)のPRキャラクターで有田町の初代観光大使も務める「西浦ありさ」の同鉄道車内観光アナウンスが19日、佐賀県内区間で始まった。声優の安齋由香里さんが演じる声で、車窓の風景や観光名所を爽やかに紹介する。全国の鉄道事業者をモチーフにしたキャラクター「鉄道むすめ」の中でも、声による観光案内を手がけているのは珍しいという。

 西浦ありさのアナウンスが流れるのは、上りは今福-黒川間、下りは有田-浦ノ崎間。三代橋駅(有田町)は「桜の季節には、駅全体が桜の花で隠れてしまうほどです」、有田温泉(同)については「お湯がとろとろしていて大人気です」など、沿線の景観や地域の歴史に触れながら観光名所を伝える。

 西浦ありさは、タカラトミーグループの玩具メーカー「トミーテック」(本社・栃木県)が全国の鉄道事業者をモチーフに展開するキャラクターシリーズ「鉄道むすめ」の一人で、松浦鉄道の担当として2020年1月にデビュー。翌21年3月の「鉄道むすめ15周年記念キャラクター総選挙」で九州地区1位に輝き、22年1月には有田町初代観光大使に就任した。

 大使としての活動をポニーキャニオン(本社・東京)がプロデュースしており、3月にはアニメやゲーム、舞台など幅広く活躍する安齋さんが声優に決定。今回の車内アナウンスに先立ち、今年の有田陶器市でも感染対策に関するアナウンスを実施した。同社と有田町は5月、地域活性化に関する包括的連携協定を結んでいる。(志垣直哉)