3年ぶりの銀天夜市でヨーヨー釣りを楽しむ子ども=佐賀市呉服元町の656広場周辺

ヨーヨー釣りやスーパーボールすくいなど縁日の遊びを楽しむ子どもたち=佐賀市呉服元町の656広場周辺

ヨーヨー釣りやスーパーボールすくいなど縁日の遊びを楽しむ子どもたち=佐賀市呉服元町の656広場周辺

 佐賀市の夏の風物詩「さが銀天夜市」が16日、佐賀市呉服元町の656広場周辺で始まった。新型コロナウイルスの感染再拡大で急きょ内容を変更して縁日を開き、3年ぶりの開催に多くの親子連れなどが訪れた。8月6日まで毎週土曜に開く。

 当初予定していた演奏やダンスのステージイベントが中止になり、スーパーボールすくいやガチャガチャなどの縁日出店に切り替えた。各店舗の前には浴衣姿の子どもらが行列をつくり、真剣な表情で縁日の遊びに挑んでいた。

 清水信弘実行委員長(75)は「急な変更だったが、最近この町に参入した若者たちも積極的に協力してくれた」と喜び、「汗を流し知恵を出して、魅力ある町づくりをしたい。今日が新たな町づくりのスタート」と力を込めた。

 春日小4年の山崎渚々美さんは親子3代で銀天夜市を訪れ、「ヨーヨーが釣れてうれしい」と笑顔を見せた。祖母の順子さん(72)は「昔は頰が他人と擦れるほど人が多くて、歩けないほどだった」と懐かしんでいた。(花木芙美)