3回戦・佐賀北-北陵 継続試合となり、一礼して引き揚げる北陵の選手たち=さがみどりの森球場

3回戦・佐賀北-北陵 継続試合の宣言を受けた佐賀北の選手たち=さがみどりの森球場

 試合中に降り出した強い雨のため、佐賀北―北陵の試合は五回を終えた時点で「継続試合」となり、16日に持ち越された。今春の九州地区佐賀大会で継続試合が導入されて以降、適用は初めて。試合は北陵が2―0で先行していた。

 継続試合は、天候不良などを受けて球審が試合途中で打ち切りを決めた場合、消化したイニング数に関係なく、中止時点の状況のまま翌日以降に継続する。佐賀北と北陵は16日午前9時から、六回表の佐賀北の攻撃から再開する。

 北陵の豊福優太主将は「今日で終わらせたかったが、2点リードで有利という状況は変わらない」と冷静に受け止め、「残り4回はリードを守りつつ、1点でも多く稼ぎたい」と意気込んだ。

 佐賀北の森球道主将は「考える時間が増えた」とプラスに捉える。「ノックからしっかり動いて北陵の勢いを断ち切り、自分たちの流れを呼び込みたい」と気持ちを入れ直した。(草野杏実、鶴澤弘樹)