佐賀清和・ハンドボール男子

 コロナ禍で開催された県高校総体。佐賀清和高校男子ハンドボール部は優勝を果たし、3年ぶりにインターハイへ出場する。

 特長は堅い守りからの速攻。LBに城島光佑選手、CBに古庄伸之輔選手、RBに東島匡勇選手を使った高いオフェンス力がチームの持ち味。一方で一人一人の「個の力」が強いところも魅力だ。先輩・後輩関係なく意見を言い合い、チーム全体の強化につなげている。

 ゲームキャプテンを務める古庄伸之輔選手は、練習に励む中「ゲームキャプテンとしてチームの力をいかに引き出すかが大変だった」と語る。大会前には円陣と掛け声で士気を高める。その姿はとても勇ましく、見る者を圧倒させる。

 船津久和監督は選手に「日本一を目指さないと、1回戦勝利もない」と、強い気持ちで臨むよう語る。過去最高のベスト8を抜き全国優勝を目標に、今日もトレーニングに励む。

(文・鍋島朝陽=生徒会)

 


 徳島県や香川県など5県を舞台に23日に開幕し、高校生アスリートが競い合う全国高校総体へ、県内から出場を決めた選手たちを出場校の生徒が取材した。佐賀新聞社と県内高校による共同企画「メディアティーンズさが」の取り組みとして、男女計37組を紹介する。

MEDIA TEENS SAGA(メディアティーンズさが) 県内高校の放送部や新聞部などメディア系部活動を応援する佐賀新聞社の取り組み。高校生が独自に取材した記事や写真・映像を、佐賀新聞の紙面や電子版で公開する。