県内の高校でカヌー部を有する学校は少ない。とは言え、九州大会や全国大会への道のりは決して容易ではない。見事全国への切符を勝ち取った鳥栖工業高カヌー部の選手と宇木浩二監督に、大会への意気込みや勝算を聞いた。
井上隆一選手は目標に「全国6位以内」を掲げる。また、礒川佳士選手も「決勝に残る」と具体的な抱負を語る。
その他の選手も「自分の現状を知り、次につながるように」(松川好利選手)、「最後まで諦めず全力を出し切る」(村山歩夢選手)、「全国レベルを見て自分の壁を越えたい」(佐藤徹弥選手)、「レベルアップに生かしたい」(田島奈龍選手)と、力を尽くすレースや次につながる結果を思い描く。
宇木監督は大舞台での勝算について「全国大会の前に行われる国体九州ブロック大会(7月24日)でどこまで上位に食い込めるか。その勢いで一気に全国レベルまで飛躍できれば、面白い戦いになる」と力を込めた。
(文・志水浄=メデイア部 取材編集補助・大田友梨花 写真提供・宇木浩二監督)
徳島県や香川県など5県を舞台に23日に開幕し、高校生アスリートが競い合う全国高校総体へ、県内から出場を決めた選手たちを出場校の生徒が取材した。佐賀新聞社と県内高校による共同企画「メディアティーンズさが」の取り組みとして、男女計37組を紹介する。
■MEDIA TEENS SAGA(メディアティーンズさが) 県内高校の放送部や新聞部などメディア系部活動を応援する佐賀新聞社の取り組み。高校生が独自に取材した記事や写真・映像を、佐賀新聞の紙面や電子版で公開する。