太陽の光が照りつける夏本番を迎え、唐津市と玄海町で花火大会やマリンスポーツなど多彩なイベントが開かれる。「ウィズコロナ」を見据えて3年ぶりの再開も多く、浜崎祇園祭やイカダ大会、九州花火大会など唐松地区の夏ならではの催しがめじろ押しだ。
浜崎祇園祭は、3台の山笠が浜崎を練り歩く。ライトアップされた山笠が何十回も旋回する「おおまぎり」が見どころだ。呼子町の小友祇園祭は、「大坂夏の陣」をテーマに牛若丸などの人形をあしらった約15メートルの山笠がお目見えし、約50人の男衆が海中で担ぐ。
夏の風物詩の花火大会は5カ所で開催。夏らしい音楽に合わせた花火の演出やライブを計画している玄海町花火大会のほか、約5千発が打ち上がる「水光呼子港まつり花火大会」はナイトマルシェを同時開催し、呼子の夜を味わえる。
潮風を感じられる海のイベントも。「キャッスルベイ海辺の祭典」ではSUP(スタンドアップパドルボード)やシーカヤックのほか、無人島の鳥島に船で渡る体験も楽しめる。40回目を迎えるイカダ大会はチーム対抗で海上を疾走する。
殉職警察官の増田敬太郎巡査を祭る神社がある肥前町では「増田神社夏祭り」を開催。高串農漁民センター前で白馬に乗った増田巡査の山車を展示し、夜は花火が打ち上がる。(横田千晶)