内海で波も穏やかなイマリンビーチ

 今年は梅雨明けが例年より早く、これから本格的な海水浴のシーズンの訪れでもあります。伊万里市黒川町には海洋レクリエーション基地として人工海浜のほか緑地や遊歩道が整備され、日本の水浴場88選にも選定されている伊万里人工海浜公園「イマリンビーチ」があります。

 風光明媚(めいび)で波も穏やかなこのビーチで3日、海開きの式典が行われました。シーズン中の海の安全を祈願する神事や伊万里海洋少年団による手旗信号の披露、シーバード伊万里などによる水上バイクを使った海難救助訓練の披露、地元園児たちのカサゴなどの稚魚放流が行われた後、園児たちは初泳ぎをして大きな歓声を上げていました。

 イマリンビーチは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一昨年から海開き式典が中止され、施設も閉鎖されていましたが、今年は3年ぶりの海開きや一般開放となり、久しぶりにビーチににぎやかさが戻ってきます。

 また、イマリンビーチは2024年に佐賀県で開かれる国民スポーツ大会のオープンウオータースイミング競技とビーチバレー競技の会場にもなっています。全国からの来場者に向けてビーチ施設の改修も終えたばかりです。

 公共の場のマナーを守って大切に利用していただくとともに、熱中症や海の事故に十分に気をつけてイマリンビーチを楽しんでもらえたらと思います。

(地域リポーター・中尾良樹=伊万里市山代町)