立憲民主党の小川淳也政調会長(衆院香川1区)は5日、参院選佐賀選挙区の同党新人小野司候補(45)の応援で鳥栖市を訪れた。小川氏は「この厳しい選挙区から『私が背負う』と決断できた小野さんを、大切にしないのは地域にとっての損失だ」と支持拡大を呼び掛けた。
自民党政権下で円安が進み、国債の発行残高が千兆円を超え、非正規雇用も拡大したと指摘し「政治の無為無策が続いてきた責任を、国民が物価高という形で背負わされている」と批判した。防衛費の倍増ではなく、大学の授業料や給食費を無償化し、年金を守ることが先決と主張した。
岸田政権を「一見、謙虚で丁寧な安倍政権が続いている」と表現し、「そういう政治を変えていけるか大きな分岐点。社会が抱える困難や理不尽、矛盾と向き合い、本気でなんとかしたいと思っている小野さんに寄り添って」と訴えた。(大橋諒)