煎茶道賣茶流順仙会の煎茶席の様子(提供)

 江戸時代に佐賀市出身の売茶翁が広めた茶葉と急須を使った伝統的な茶道「煎茶道」の魅力を広めている煎茶道賣茶流順仙会(佐賀市、鍋島順仙窟主宰)は9日、中之小路賓館(旧知事公舎)で煎茶席を設ける。9月からは月1回開かれる。

 粉末茶を使う抹茶道と異なり、煎茶道では茶葉を用いて急須でお茶を入れる。煎茶席では季節に合わせて玉露や煎茶、新茶、ほうじ茶、和紅茶、中国茶などさまざまな茶葉を用いてお茶を提供するほか、作法やお点前の体験会も開く。

 午前10時から午後3時まで。茶席、体験とも先着20人で、茶菓料は1000円、体験料は2000円。煎茶席は毎月第2土曜に開催する予定(8月13日は休み)。問い合わせは煎茶道賣茶流順仙会の鍋島さん、電話090(8289)4586。(デジタル報道部・中島野愛)