晴天!晴天!晴天!

 とにかく晴天のこの日、私は唐津にいた。唐津と言えば、今月17日に九州花火大会が開催される。夜空一面に広がる花火と、水面に反射する花火。唐津城と共に見に行きたいものだ。

 それにしても6月中の九州北部の梅雨明け。早い。近年の異常気象をひしひしと感じる。暑い日はお箸が進まないが、小料理店の味処さかもとで中華そばを食す。さっぱりしていてスルスル入る。お腹いっぱいになって向かったのは唐津西高校。今日も今日とて主権者教育だ。

松尾綺子記者(右)から指名を受け、模擬選挙で自分が候補者を選んだポイントについて発表する唐津西高の生徒

 講師を務めるのは佐賀新聞社の多久島先生。多久島先生は佐賀各地、日本各地で教師を務めたご経験があり、その活躍はオランダでも。

模擬選挙で自分が候補者を選んだポイントについて発表する唐津西高の生徒

 授業では今回も、出馬した4人の立候補者(生徒)の演説を流し模擬選挙を行った。学生たちはみんな顔を上げ、真剣なまなざし。どの候補者を選んだか理由を発表する際も、まるで応援演説をしているかのごとく、一言では終わらない。

 感心したのはそれだけではない。授業の終わりに3年生のある生徒さんが謝辞の中で、中学生の頃は選挙は自分に関係のないことだと無関心だったが、コロナ禍となり、政策がダイレクトに自分たちの生活へ影響を与えていることを実感し、政治に無関心ではいけないと危機感を持つようになったと述べた。日々、一つ一つの物事を自分事として考え、意見を持っていることが覗(うかが)える。そんな彼は国際関係に進みたいとのこと、海外で働きたいのだという。

模擬選挙の投票先を選ぶために意見を交わす唐津西高の生徒

 そしてなんと、唐津西高校では週に一回、朝の時間に佐賀新聞を読み、感想や要約を書くという時間を設けているとのこと! 佐賀新聞社のわれわれとしては非常に嬉しいことである。

 授業を1年生、2年生、3年生と終え、学校を出ようとしているとき、学生たちも下校していた。われわれは学生たちに挨拶をする。「さようなら!」「ありがとうございました!」―考えてみれば、今日は全生徒と時間を共にしたわけだ。一気に私が教育実習生最後の日を迎えているような気持ちになった。

 体育館で汗をかきつつ授業をした今日は、教育現場っていいなぁ、と感じた一日であった。

 海に入って帰りたかったなぁ…♡

2022年「ミス・インターナショナル世界大会」の日本代表で、佐賀新聞社で記者活動を始めた松尾綺子記者の企画「Kikoレポ(綺子のレポート)」。取材を通して経験したさまざまな出会いを紹介します。