花とガラスで華やかに装飾された店内=佐賀市富士町古湯のoriori

肥前びーどろや古道具のガラスに花を装飾している

見ているだけで涼しさを感じる「水まんじゅうセット」

店のシンボルの古時計は、野性味あふれるワイルドフラワーを中心に装飾

店内の装飾

 古道具と洋裁、喫茶を併設した店「oriori(オリオリ)」(佐賀市富士町)で、期間限定イベント「水とoriori」が開かれている。同市在住のフラワーアーティスト松本光さんが装飾を手がけ、江戸末期からの伝統を受け継ぐ肥前びーどろや古道具のガラスが並ぶ。8日まで。

 古湯温泉街に昨年12月オープンした同店は中島洋志さん、咲希さん夫妻が、レトロな食器や雑貨など趣のある古道具を扱っている。店内を花で装飾する松本さんとのコラボイベントは第3弾で、今回は肥前びーどろの酒器を天井からつり下げるなど、ガラスを組み合わせて“涼”を演出した。

 松本さんは「水といえばブルーをイメージするが、本来は透明。何色にもなれるからこそ、あえて色とりどりの花を選び、25種類の草花でアレンジした」と話す。肥前びーどろの風鈴を購入した佐賀市の増田亜由美さん(52)は「お店の雰囲気が好きでオープン以来、定期的に訪れている。すてきな空間でいつも以上に写真を撮ってしまった」と笑顔を見せた。

 期間中は肥前びーどろの販売や、鶴屋菓子舗(佐賀市)の3色水まんじゅうと藍のお茶のセット(750円)など限定メニューも登場する。最新情報はインスタグラム(oriori.furuyu)で紹介している。問い合わせは、電話090(1360)0952。(福地真紀子)