共産党の小池晃書記局長が30日、参院選佐賀選挙区の同党新人上村泰稔候補(57)の応援で鳥栖市を訪れた。憲法9条を生かした平和外交と物価高対策を訴え、「佐賀県の大黒柱である書記長として頑張ってきた上村さんを、今度は国政の場で活躍させて」と支持を求めた。
小池氏は、自民党などが掲げる防衛費の大幅増額を批判。憲法9条を持つ日本が東アジアの平和に積極的に関わるべきだとし、「政治の仕事は絶対に戦争をさせないこと。軍事対軍事の大合唱を今こそ止める必要がある」と述べた。
物価高対策については「特効薬は消費税減税と賃上げ」と強調。大企業への内部留保への課税を賃上げの財源として示し、「物価が上がっている時に年金を下げ、消費税は下げない。こんな政治を変え、政治の責任で賃金が上がる国にしよう」と声を張り上げた。(江島貴之)