走り方の指導をする大迫傑選手=有田町の焱の博記念堂

陸上教室でゲームを楽しむ大迫傑選手と小学生=有田町の焱の博記念堂

小学生に夢のかなえ方について話す大迫傑選手=有田町の焱の博記念堂

 東京五輪男子マラソンで6位入賞を果たした大迫傑選手の陸上教室が25日、有田町の焱の博記念堂で開かれた。佐賀県内の小学4年から中学3年までの55人が参加し、正しい走り方を身に付ける練習法や、夢をかなえるための考え方を教わった。

 午前の部に参加した小学4、5年生は、大迫選手から歩幅を大きくし、足の回転を速くする練習法を学んだ。「姿勢を意識して走ることが大切」と助言を受け、一緒にゲームやリレー競走をしながら汗を流した。

 対話の時間では、大迫選手が「夢をかなえる」をテーマに自分の経験を踏まえて話し、参加者は「大きな目標を達成するには、小さな目標を決めて一つずつクリアすること」などの言葉を熱心にメモしていた。

 大迫選手への質問コーナーで「走っても走っても疲れるだけで記録が伸びない時期があります」と相談した佐賀市の鍋島小5年、吉田勝君は「体の成長に感覚が付いていかなくて記録が伸びないときがあると教えてもらい、くじけずに練習を頑張ろうという気持ちになった」と話していた。

 教室は、佐賀から世界に挑むアスリートの育成やスポーツ文化の裾野拡大を目指す「SSP構想」の取り組みとして、県と有田町が大迫選手に依頼して開かれた。(青木宏文)