ウナギの稚魚を放流する児童=嬉野市塩田町の八幡川

モクズガニを放流する児童=嬉野市塩田町の八幡川

モクズガニを放流する児童=嬉野市塩田町の八幡川

 古里の自然を身近に感じてもらおうと、嬉野市塩田町の久間小(坂本和子校長)で22日、川の生き物について学ぶ授業があった。4年生35人が魚の生態や生き物がすみやすい環境をつくる取り組みを学び、近くの八幡川にウナギとモクズガニを放流した。

 地域住民でつくる久間地区地域コミュニティ運営協議会が開いた。高校の元生物教諭の坂本兼吾さん(70)が講師を務め、海で産卵し、川を遡上(そじょう)するウナギの生態を解説。遡上を妨げないよう、川の水を止める堰(せき)の脇に、魚が通る魚道を設けるなど、生き物に優しい河川環境を整えていることを教えた。

 授業の後、児童は八幡川親水公園に移動し、川で捕まえたカワムツなど水辺の生き物を観察。バケツに分けたウナギの稚魚100匹とモクズガニ200匹を、「帰ってきてね」と声をかけながら放流した。森虹乃香(このか)さんは「最初は触るのも怖かったけど、手でつかむことができてうれしかった。川にはこんなにたくさんの生き物がいることに驚いた」と話した。(山口源貴)