鳥栖市議会の一般質問は10日と13~15日、議員17人が、トイレが今春閉鎖された市内の無人駅の対応などについて質問した。(樋渡光憲)

 【無人駅トイレ閉鎖への対応】
 
JR九州の経営合理化を理由に無人駅の肥前旭駅、肥前麓駅、田代駅のトイレが今春閉鎖され、市区長連合会や鳥栖青年会議所から存続か新たな公共トイレ設置を求める請願書や要望書が出されたことについて質問があった。

 橋本康志市長は「JR九州との事務的な調整に時間を要し、大変申し訳なく思っている。維持管理費用の一部を市が負担する方向でトイレの再開に向けた協議を進めている」と説明し、「まずはできる所からでも再開させることが重要」との考えを示した。

 【陸上競技場改修工事】

 佐賀県で開催される国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会に向けた市陸上競技場改修工事で、議員が地元企業以外への発注になった理由をただした。

 佐藤敦美スポーツ文化部長は「改修が全面に及び一体的な施工が必要で、日本陸連の認定も必要なため分離分割による発注は厳しいと判断し、同規模の自治体の工事実績を重視した」と説明した。

 議員は、県が行ったSAGAサンライズパーク陸上競技場の整備・改修工事は全て県内企業が受注したと指摘し、「国や県は地元中小企業の受注機会拡大を図る分離分割発注の推進を指導しており、コロナ禍の地元企業になぜチャンスを与えないのか。市は地元活性化を重視した取り組みをしてほしい」と求めた。

 【中学校の制服】

 性的少数者に配慮した制服の導入が県内で進む中、天野昌明教育長は、市内中学校で2023年度の新入生から選択制制服を導入する準備を進めていると説明。基本形を統一して市内4校でリユースが可能なことや、生徒がズボン、スカートなどを自由に選択できて多様性に配慮するといった選定方針を示した。