佐賀市水ケ江に15階建てマンションが計画されていることに関連し、地元住民有志が提出していた請願書について、佐賀市議会(堤正之議長)は23日、趣旨に妥当性はあるものの、実現性が低いとして、全会一致で趣旨採択とした。

 マンション建設計画の近隣住民が、都市計画法に基づく高度地区の規制区域拡大の検討を求め、建設環境委員会では採決の結果、趣旨採択となっていた。本会議の採決で、議長を除く33人の出席議員全員が賛同する意思を示した。

 趣旨採択を受け、姉川久建設部長は「内容については今後精査していきたい」とし、市執行部に別途出された要望書を念頭に「建築主は住民と話し合う意思があると聞いているので、話し合いの推移を踏まえ適切に対応したい」と述べた。

 マンションの建設を巡っては、地元住民が「市中高層建築物等の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例」に基づき業者との調整を市に申し出ている。市によると22日に双方の意見を聞く場が設定され、話し合いを続けることを確認したという。(川﨑久美子)