勤務していた唐津信用金庫で現金を横領するなどして、業務上横領と詐欺の罪に問われた元支店長野中裕之被告(50)=唐津市=の第3回公判が23日、佐賀地裁(岡﨑忠之裁判長)であった。検察側は、知人名義でローン申込書を作成、虚偽の融資で現金計2950万円をだまし取った詐欺の罪で追起訴した。被告は追起訴の内容を認めた。

 訴状によると、2017年12月ごろ、唐津市内の支店で知人名義で自動車購入名目の480万円の融資を申し込み、自ら管理する口座に入金させた。同様の手口で18年9月にはリフォーム名目でローンを組み、1200万円を入金させた。19年8~9月には、3件の申し込みで1270万円をだまし取った。

 野中被告は今回の分を含め、計7850万円の詐取を認めた。今後も追起訴の審理があり、検察側は、業務上横領の罪での追起訴も予定している。