新九州工場(仮称)イメージ図(アサヒビールウェブサイトより)

移転先候補地(アサヒビールウェブサイトより)

 アサヒビール(東京都、塩澤賢一社長)は23日、鳥栖市に新工場を建設すると発表した。2025年末をめどに操業を終える博多工場(福岡市)を移転し、新九州工場(仮称)として26年に操業を始める。

 発表によると、同社は鳥栖市に土地譲受申込書を提出し、今後は土地売買契約に関する市議会の議決を経て、正式に決定する予定としている。鳥栖市の選定理由について、九州全域への効率的な供給や十分な水量を確保でき、敷地面積を含めて最も条件に合致したためとしている。敷地面積は現在の博多工場と比べて2倍以上になり、想定年間生産量は1.3倍となる。

 新工場ではビール類、ノンアルコールビールテイスト飲料、RTD、アサヒ飲料商品などグループの商品や容器の製造を行い、物流面での効率化と工場の操業度の向上を図る。移転に伴い、九州エリアへ出荷する大部分の商品が新工場で製造・出荷が可能となる。九州エリア内の需給率向上と配送距離短縮で、物流のCO2排出量は従来より30%削減となる見込みとしている。

 佐賀県の山口祥義知事は「アサヒビールの佐賀県への進出を心から歓迎する。佐賀県の災害の少なさやアクセスの良さなどから選んでいただき、とても感激している。ともに未来に向け、さまざまなコラボで多くの感動を生み出していきたい」とコメントした。