22日に論戦がスタートした参院選。物価高騰対策や緊迫する国際情勢を受けた安全保障の在り方などが争点になる。新型コロナウイルス禍から徐々に「平時」へ軸足が移る中、佐賀県内の有権者はそれぞれの営みや暮らしから、福祉や防災など候補者の訴えに耳を傾ける。

 ▽物価高騰

 食料品や電気、ガソリンなど身の回りの多くのモノの値段が上がっている。「このままでは財布のひもは固くなる一方だ」。神埼市で麺類の製造や販売を行う井上製麺の井上義博社長(64)は消費マインドの落ち込みを不安視する。

 経営にも響き、小麦や包装材の価格上昇を受け、6月に商品の値上げを余儀なくされた。ウクライナ情勢の影響などでさらなる原材料費の値上げが予想され、「物価高の終着点が全く見えない」と先の見通せる具体的な施策を求めた。