河川の氾濫抑制策として、河道掘削に力を入れる。2021年度から24年度までに14河川で予定し、緊急を要する西多久町の平野川などで既に着手している。

 県と協力し、南多久町の農業用県営ダム「天ケ瀬ダム」の事前放流を5月下旬から6月上旬にかけて実施した。六角川水系治水協定に基づいた取り組みで、昨年に続いて約20万トン分を洪水調整用に空けた。

 「逃げ遅れゼロ」を掲げ、情報発信にも力を入れる。市内54カ所の防災重点農業用ため池が決壊した場合に備える「ため池ハザードマップ」の策定を急ぐ。東多久町などの九つのため池で完了し、市のウェブサイトで公開するとともに地元に配布した。他のため池については、来年度までに完了する見通し。

 県が河川に設置する水位計とは別に、市独自で浸水被害が想定される道路など5カ所に設置を進めており、近く完了する。(市原康史)