2度の大雨では町西部の下潟排水機場が浸水し、六角川に内水を出せなくなったことも被害拡大の一因になった。防水壁など新たな対策があるが、今年の出水期には間に合わず、冠水の懸念は続いている。

 防水壁は施設全体を2・3メートルの壁で囲む計画だが、完成は来年の出水期前の見通し。ポンプ増設など排水機能増強も予定されているが、完成は2024年出水期前だ。操作員が避難するためのボートは下大町排水機場を含め2艇設置した。

 排水機場以外では、移動できる排水ポンプ2台を購入、機動的対応が可能になった。農業機械の避難場所も2カ所に設けた。

 4月には日本レスキュー協会が畑ケ田地区に災害救助犬を育成し、西日本での災害発生時の拠点になる施設を開設した。ペットが同伴できる避難所にもなる。町も施設の一部を買い取り、周辺地域の災害を含め、NPOの宿泊など災害支援活動の拠点にする。(小野靖久)