客員教授7人の就任を発表した佐賀女子短大の今村正治学長(右)とオンラインで参加した客員教授の一人で法学者の谷口真由美さん=佐賀県庁

 佐賀女子短大(佐賀市)の今村正治学長は21日、大学改革に取り組む決意を表明し、日本ラグビー協会の元理事で法学者の谷口真由美さんら客員教授7人の任命を発表した。今村学長は「佐賀になくてはならない大学、ここでしか学べないものがあるから学生が集まる大学にしたい」と語った。

 客員教授は谷口さんのほかに、イタリア生まれで日本の古典文学など愛する翻訳家のイザベラ・ディオニシオさん▽韓国在住で翻訳・編集業の伊東順子さん▽18歳でイラクで人質になった経験があり、今は若者支援のNPO法人を運営する今井紀明さん▽佐賀市職員で「○○な障がい者の会」会長の内田勝也さん▽起業家で東明館中高校長の神野元基さん▽世界各地でリズムと歌を拾い上げ表現している歌手の松田美緒さん。

 改革の構想は今秋に発表する予定で、手始めに客員教授制度を導入した。今村学長は「私達の常識と思っている教育研究の枠外の人たちばかり」と紹介し、本年度後期から集中講義などで教壇に立つという。

 今村学長は立命館アジア太平洋大(APU、大分県)の開設に尽力するなどの経験を持つ。県庁で発表した今村学長は「地方大学、女子大学、短期大学はどれも今苦戦している」との現状認識を示し、現在、策定中の改革の構想では「なぜ短大が必要か、佐賀女子短大の人づくりとは何か、地域に何ができるかの問いに答え続けていく」と語った。(宮﨑勝)