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 梅雨前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で大気の状態が不安定になり、佐賀県内は21日未明から激しい雨が降った。県内に大雨の警報や注意報が発令されたが、午前中に全て解除された。

 県内では佐賀・多久地区や鹿島地区など11市町で大雨警報が発令された。午前8時30分ごろに県内全ての警報と避難情報が解除された。

 佐賀地方気象台によると、降り始めからの雨量は午前9時の時点で、一番多い嬉野市で90・5ミリ。続いて鳥栖市では68・5ミリ。佐賀市駅前中央では61・5ミリ。21日正午からの24時間で、多いところで1時間に20ミリ、24時間で30ミリの雨量が予想されている。

 この雨の影響で飛行機や船に遅れなどの影響はない。JR九州によると、九州新幹線博多―熊本で遅れが生じている。県教育委員会によると、県内で休校になった小中高はないという。(樋口絢乃)