森下仁道選手(左)と筆者・川口信弘

 アフリカの子どもたちの遊びは何といってもサッカーです。どの国も、街なかでも農村部でもつぶれたボールをはだしで追い回しています。大人もサッカーは人気があり、レストランやバーにあるモニターにはいつもヨーロッパの試合が映っています。

 先日、サッカーのキリンカップで日本代表とガーナ代表が対戦していました。実は、ガーナにはアフリカで初めての日本人サッカー選手がいます。岡山県出身の森下仁道選手です。

 カカオで有名なガーナは、アフリカの中で日本人が3番目に多い国です。森下選手を応援する日本人の熱量がすさまじく、彼を中心に日本人が団結している印象さえあります。

 彼との出会いは、アフリカで電化事業を進める一般社団法人「GOOD ON ROOFS」(グッドオンルーフス)の理事からの紹介でした。「異国の地で頑張っている彼を励ましてほしい」と依頼されたのですが、逆に私が励まされる羽目になってしまいました。

 日本のJリーグ選手と違って彼を取り巻くサッカーや生活の環境は厳しく、驚きの連続でした。アフリカは経済と同様にスポーツもまだまだ発展途上国です。そんな中でも、彼はクラブワールドカップへの出場を目標にしてサッカーに打ち込んでいます。

 アフリカ人は身体能力がずば抜けて高くても、伸び悩んでいる状況です。森下選手のような実力のある人が、キラリと光る若い選手を発掘して、日本の良い環境の中でプレーさせてはどうでしょうか。それからアフリカへ戻ってさらに活躍するという好循環が生まれると思います。

 サッカーには詳しくありませんが、サガン鳥栖には誘致から関わりました。その経験を武器に、将来アフリカから日本に選手を送る一端が担える程度に勉強しようと考えています。その前に、アフリカに自分のクラブを持った方が早いでしょうか。まだまだ夢を追えます。

 そいぎんたあ。

(毎週火曜掲載)