小学生が自転車の運転技術と知識を競う「交通安全子供自転車県大会」が18日、佐賀市の大和勤労者体育センターで開かれた。新型コロナウイルスの感染拡大で中止されていたが、3年ぶりに開催。4チームが出場し、鳥栖小(鳥栖市)が5連覇を飾った。
交通規則や道路標識などに関する知識を問う学科と実技で競った。実技は、信号交差点の右左折や踏切の通行などで走行の安全性を確認する「安全走行テスト」と、S字やジグザグ走行などで運転の熟練度を評価する「技能走行テスト」を実施した。
安全走行テストでは、子どもたちは後方や左右の安全を確認した上で、自転車を発進。手で合図をしながら右左折し、停車中の車に注意しながらコースを進んだ。踏切では自転車を降り、安全を確認した上で自転車を押して通行した。
鳥栖小6年の石河心鈴(こすず)さんは「右折や左折など、練習でやってきたことが本番でも出せた」と話した。(江島貴之)
団体と個人の上位成績は次の通り。(敬称略)
【団体】(1)鳥栖小(2)嘉瀬小(佐賀市)(3)千代田西部小(神埼市)(4)金立小(佐賀市)
【個人】(1)岩本斗真(鳥栖小)(2)古賀優澄葉(同)(3)後藤真花(同)(4)石河心鈴(同)(5)江頭あかり(千代田西部小)