男子三段跳び決勝 最後の跳躍で、14メートル77をマークし優勝した武雄高の山口源太朗=SAGAスタジアム

 スタンドの観客全員が固唾(かたず)をのんで見守る中、最後の最後でドラマを生み出した。男子三段跳び決勝。最終跳躍者の山口源太朗(武雄)が自己ベストを50センチ上回る14メートル77を記録し、逆転で頂点に立った。「やっと緊張から解放された。めちゃめちゃうれしい」と胸をなで下ろした。

 1本目で首位に立つと、2本目で14メートル51と記録を伸ばした。3本目は「後に体力を残して万全な状態で臨みたかった」とパスした。ただ4、5本目は助走は良かったが「踏み切りで力が出なかった」。直後に逆転を許した。

 最後の跳躍を前に1位との差は6センチ。「追い詰められていたけれど、やるしかない」と助走路に向かった。大きく息を吐き、スムーズな助走から高々と跳んだ。「14メートル77」。記録がコールされると、スタンドから拍手が沸き起こった。

 プレッシャーをはねのけてつかんだ優勝に安どの表情を浮かべた山口。全国総体では「まずは決勝(トップ8)に残りたい。そのために14メートル75をコンスタントに出していけるように」と力を込めた。(小部亮介)