作品を交え、来場者と交流する山本亮平さん(右)=唐津市北波多のうつわギャラリー唐津草伝社

青瓷茶倉(木蓋付)

茶器や茶箱などの作品が並ぶ会場=唐津市北波多のうつわギャラリー唐津草伝社

 有田町の陶芸家山本亮平さん(49)、平倉ゆきさん(43)夫妻と唐津市の指物師井上裕之さん(53)による作品展が唐津市北波多のうつわギャラリー唐津草伝社で開かれている。26日まで。

 山本さん夫妻は有田窯業大学校で出会い、2007年に古窯跡地の近くに工房を構えた。器の原点を求め、亮平さんは土作りや登り窯で焼成し、ゆきさんが絵付けをしている。

 井上さんは30歳で京都伝統工芸専門学校に入り、指物を学んだ。京都の会社で5年ほど文化財建具の修復に携わり、14年に唐津市石志に工房「あすなろ」を立ち上げた。水指(みずさし)や花台など受注制作を行っている。

 井上さんは、亮平さんの依頼を受けて蓋(ふた)などを手がけており、草伝社の原和志店主が2人に“コラボ”を提案。白磁や染付の茶器、食器、菓子器や茶箱など約240点を展示している。18日は亮平さんが自らの作品で茶を振る舞うなど来場者と交流を深めた。

 初めてのコラボ展に、井上さんは「展示会は普段やってこなかったが、今後も多くの人に見てもらう機会を増やしたい」と話した。亮平さんは「白磁と木は相性が良く、心地よい気持ちになれる」という。会期中無休、午前11時~午後5時。(松岡蒼大)