鉄板にやすりをかける高校生=佐賀市鍋島町の佐賀県工業技術センター

被覆アーク溶接の技術を競う高校生

 第7回佐賀県高校ものづくり溶接競技大会(県、県溶接協会主催)が18日、佐賀市の県工業技術センターで開かれた。県内の工業系高校7校から29人が出場し、練習してきた溶接技術を競った。

 開会式で、県溶接協会の森孝一理事長が「みなさんはものづくりで、これからの日本を支えていく存在。十分に力を出し切って」と激励した。

 競技は全工程が手作業の「被覆アーク溶接」で行われた。生徒たちは激しい火花と金属音に包まれたブースの中で、汗だくになりながら厚さ9ミリの鉄板2枚を30分の制限時間内に固定させた。初めて参加した唐津工業高2年の脇山倫汰さんは「来年に向けて、技術をもっとしっかり身に付けたい」と話した。

 女子生徒4人も出場し、昨年の団体の部で県大会、九州大会ともに優勝した佐賀工業高の中島三稀さん(3年)は「練習通りとはいかなかったが、できることはやり切った。連覇して佐賀工業高の伝統を守りたい」と笑顔を見せた。

 溶接した鉄板は外観試験や強度をチェックする曲げ試験、作業の安全性などを審査し、各校の成績上位者3人の合計点が団体の部の成績となる。団体優勝校と個人の上位入賞者は8月にリモート開催される九州大会に出場する。

(伊東貴子)