女子走り幅跳び決勝 5メートル61を記録し、3位になった佐賀北の松田凜=佐賀市のSAGAスタジアム(撮影・川南慎司)

 悔しさをバネに積み上げた努力で全国切符を手にした。陸上女子走り幅跳びで松田凜(佐賀北)が5メートル61を記録して3位。トップ8に残ることができなかった昨年の雪辱を果たし「昨年はめっちゃ悔しかった。インターハイ(出場枠に)に残ることができた」と喜んだ。

 普段は慎重に入る1本目から攻めた。「助走の初めの6歩をきちんとできた。踏み切りもぴったり」と高々と浮かび上がって5メートル61。3位で迎えた5本目は「1位になりたい」とこの日一番の跳躍を見せたが、わずかに踏み切り板をはみ出した。

 昨年の北九州地区予選は9位。全国への思いを糧に、助走をメインに練習を重ね、冬場の厳しい練習も前向きに取り組んだ。松永成旦監督は「安定した助走と鋭い踏み切りが強み」と太鼓判を押す。

 この日は幅跳びの前に走った100メートル障害予選で14秒99の自己ベストを更新。勢いはあった。ただ、風向きに恵まれず「助走のぎりぎりまで風がやむことを祈っていたんですけど」と苦笑いだった。

 全国切符にも「5メートル80、できれば6メートル跳んで優勝が目標だった」と満足はない。全国では6メートル27に目標を設定する。「自分の誕生日(6月27日)なんです」と松田。18歳で迎える夏舞台。「松永先生やお世話になった人に記録で恩返ししたい」と最高の跳躍を見せる。(小部亮介)