柔道団体の佐賀商は女子が優勝、男子が3位に入り、全国総体に弾みをつけた。「堂々とした立ち居振る舞いで、見ていて安心できた」と井上安弘監督。女子は初戦から内容よく戦い、柳ヶ浦との決勝は3―0で完勝した。

 男子は春の王者・大牟田との準決勝で田中龍雅が一矢報いたが1―3。一定の手応えを感じつつ、井上監督は「心技体すべてでもう一回りの成長を」と選手に求めた。

 男子主将の田中は「全国1位といい試合はできた。自分たちでも戦える」。女子主将の近藤美月は「全国で圧倒的に勝てるように全員で頑張っていく」と気を引き締めた。(小部亮介)