浸水被害を想定して、ゴムボートで救助訓練をする警察官=鹿島市の中木庭ダム

 本格的な出水期を前に、昨夏の大雨で浸水や崖崩れなど深刻な被害を受けた県西部の3警察署(鹿島、武雄、白石)が14日、鹿島市の中木庭ダムで合同救助訓練を行った。浸水被害を想定し、ドローン(小型無人機)とゴムボートを使って、車いすの要配慮者を救助する手順を確認した。

 3署合同の災害対応訓練は初めてで、県警機動隊と九州管区警察局も参加し35人態勢で実施した。広範囲で宅地が浸水したとの想定で、ドローンで周辺の要救助者を探索。モニターで状況を確認しながら、警察官がゴムボートで車いすの要配慮者を救助した。

 鹿島署の井上利彦署長は「県内では4年連続で大雨特別警報が出され、西部地域でも浸水など甚大な被害が出ている。連携を強化して、万全の体制で災害シーズンに備えたい」と述べた。(山口源貴)