記者会見する電気事業連合会の池辺和弘会長=17日午後、東京都内

 電気事業連合会の池辺和弘会長(九州電力社長)は17日の定例記者会見で、夏の電力不足の懸念に関し「社会の皆さまにも無理のない範囲でできる限りの節電をお願いしたい」と訴えた。冬はさらに厳しい状況になるとして「供給側でも需要側でもできることはすべてやる必要がある」と強調。休止中の発電所の稼働を進める意向を示した。

 電力の安定供給の余力を示す供給予備率は7月に東京電力の管内などで3・1%に低下し、来年1月は東電管内でマイナス0・6%に陥る見通し。池辺氏は「これらの数字はロシアから液化天然ガス(LNG)が届く前提だ。万一途絶えれば、さらに状況は悪化する」と述べ、ウクライナ情勢の影響を警戒した。

 家庭に対しては省エネ設備の導入のほか、エアコンは家族で一カ所に集まって使用するなど効率的な電力使用を呼びかけた。【共同】