陸上男子400メートル障害決勝 52秒40で3位になった致遠館の大川内一真(右)=佐賀市のSAGAスタジアム(撮影・米倉義房)

 ゴール直後、スタンドで見守るチームメートに向かって拳を突き上げた。男子400メートル障害決勝で致遠館3年の大川内一真が3位に入り、念願のインターハイ切符をつかみ取った。大川内は「一緒に練習を頑張ったみんなに結果で恩返しできた」と笑顔を輝かせた。

 昨年の同大会は7位に終わり、あと一歩のところでインターハイ出場を逃した。「1年後は絶対に出る」という強い気持ちで、スピード強化のために走り込みを徹底。終盤でもきれいにハードルを跳ぶことを意識して1年間練習に励んだ。

 トレーニングの成果がしっかりと表れ、最後までスピードが落ちることはなく、全てのハードルをミスなく飛び越えた。全国大会を懸けた緊迫するレースで、自己ベストを1秒近く更新した。「後半に力をため、最後に振り絞ることができた。思い通りに走れた」と胸を張った。

 1年間目指し続けた全国の舞台。ただ大川内は「まだ北部九州の3番目。トップ2とは約1秒の差がある」と満足はしていない。「もっとベストタイムを縮め、インターハイでも活躍したい」と前を向いた。(中村健人)