走行試験でJR武雄温泉駅(右)に初入線後、再出発する西九州新幹線「かもめ」=5月11日、武雄市武雄町

 鉄道・運輸機構は17日、9月23日の開業に向けて西九州新幹線(武雄温泉-長崎)で実施していた車両の走行試験が完了したと発表した。「安全走行に問題がないことが確認できた」としている。20日からはJR九州が訓練運転を開始する。

 走行試験は、整備主体で開業後も施設を保有する鉄道・運輸機構と、営業主体のJR九州が、5月10日から6月16日まで共同で取り組んでいた。新車両「かもめ」の6両編成の2編成を使い、土木構造物、軌道、信号設備などの機能を確認した。時速30キロから段階的に速度を上げ、6日に営業運転時の最高時速260キロに到達していた。

 20日に訓練運転に必要な施設の管理をJR九州に仮引き継ぎする。同日にはJR九州が新幹線車両の保守・点検の基地となる熊本総合車両所大村車両管理室(長崎県大村市)など三つの現業機関を長崎県内に設置。今後は乗務員の教育・訓練や車両の性能試験、緊急時の対応訓練などに取り組むという。(宮﨑勝)