帰命寺横丁の夏

幽霊? クラスメイト?

 ある夜、小学5年生のカズは、自宅(じたく)の庭を横切る幽霊(ゆうれい)の女の子を目撃(もくげき)します。
 朝になり学校へ行くと、なんと幽霊の女の子は「あかり」という名前で同じクラスの一員になっていたのです。
 不思議なことに、周りの友達はあかりを以前から知っています。カズだけが、あかりが幽霊だという記憶(きおく)しかないのです。
 あかりの謎(なぞ)を探(さぐ)っていくうちに、カズが住んでいる帰命寺(きみょうじ)横丁の不思議なご本尊(ほんぞん)「帰命寺様」が関係していることがわかります。あかりは一体何者なのでしょうか。
 この本には、白とグレーのページがあり、色によって物語が違(ちが)います。二つの物語が同時に進んでいき、考え方の違いを気づかせてくれながら、最後は物語がつながるところが面白(おもしろ)いです。
 いつもは、ぱっとしないカズが、誰(だれ)かのために一生懸命(いっしょうけんめい)に行動します。カズの夏休みの奮闘(ふんとう)ぶりをぜひ読んでみてください。
(司書ネットワーク課 金子涼子)

 

 【ほかにもこんな本をおすすめ!】
▽不思議屋敷の転校生
 藤重ヒカル/作(金の星社)
▽那木野、伝説の森で
 西村さとみ/作(国土社)
▽ガラスの魚
 山下明生/著(理論社)

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