紫色の県産バラの花束を山口祥義知事(左)に手渡す石川栄治さん=佐賀県庁来賓室

 父の日(19日)を前に、佐賀県ばら切花研究会(重研太郎会長、10人)は、県産バラ24本の花束を山口祥義知事に贈った。感謝の思いをバラで伝えるように県民にアピールした。

 贈呈したバラは、5月の第64回日本ばら切花品評会で2位の「農産局長賞」を受賞した石川栄治さん(44)=藤津郡太良町=が栽培した独自品種「貴船きふね」。波状弁で紫色の珍しいバラで、和泉式部が恋の和歌を詠んだ神社から命名した。今春から販売している。

 10日、県庁来賓室で花束を受け取った山口知事は「こんな色よく出せるね、生産技術が高い」と驚きの表情を浮かべた。県産園芸ブランドの不正流出や盗難が相次ぎ「知的財産が流出しないよう条例を作る。佐賀の財産だからね」と6月定例議会に上程した条例案に触れた。石川さんは「飾ると部屋が明るくなる。記念日にバラを贈ってもらえれば」と話した。

 同研究会は1981年に発足し、バラの栽培技術の向上、消費拡大に向けた活動に取り組んでいる。父の日に合わせて県内の幼稚園、保育園10カ所に各地区の会員がバラの花を贈る予定。(大田浩司)